パリで一番おいしいバゲットを決めるコンテスト＜フランス・パリ＞／Paris

2022年、フランスの食文化の筆頭「バゲット」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。
年間で60億本も焼かれ、1秒に300本超消費される国民食「バゲット」。そのパリで一番おいしいを決める、格式高いコンテストが毎年開催されます。

La meilleure baguette de Paris

フランス中が注目するこのバゲットのコンテスト、対象は店ではなく個人。パリ中のパン職人が本気でこのアワード狙っています。
優勝するともらえる賞金4,000€は、さほど大きくなければ、目的でもない。お金より名誉、大統領が食べるバゲットを1年間納められるという名誉がなによりも勲章で、それによりとてつもなくお客さんが来て、大好きなパン作りのモチベーションになるのです。
ここでは奇をてらった、オリジナリティーは要りません。忠実に伝統を貫く審査基準の中でいかに美味しいバゲットを作るか。

長さ：50cm〜55cm
重さ：250g〜270g
塩分量：1kgあたり最大18g

その条件のもとで、味、見た目、焼き加減、食感などが審査されます。
そして、その年のグランプリに輝いたバゲットは、それはそれは美味しくて、もちろんフランス中どこで食べてもバゲットとクロワッサンは美味しいんだけど、折角ならNo.1を食べてみたいですよね。
そのいくつかをご紹介します。