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Toggleランス(Reims)
パリの中心からTGVで45分、シャルル・ド・ゴール空港からは30分とパリ拠点で外せない街、シャンパーニュの中心地、ランス(Reims)。
エペルネ(Épernay)同様、フランス北部のグラン・テスト地域圏に属する街で、地域全体が世界遺産です。
「シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ」
Coteaux, Maisons et Caves de Champagne
飲食店が立ち並ぶ街の中心を取り囲むように、各メゾンが所在し、Krug、Taittinger、Veuve Clicquot、G.H.Mummあたりは、歩いて回れる距離感なので、散歩しながらメゾン巡りするもよし、現地の見学ツアーに参加するもよし、タイミング良ければカーヴも覗けて、シャンパンの試飲も楽しめます。
とにかく街全体がとても優雅で気品漂い、歩いてる人も貴族にしか見えません。
ここランスは、歴代の皇帝が千年もの間、戴冠式を行ってきた地でもあり、シャンパン好きな国民性はきっと皇帝がそうだったからなのでしょう。
ナポレオンがそれを語ってます。
“戦に勝った時こそ飲む価値があり、負けた時には飲む必要がある”
In victory, you deserve Champagne, in defeat, you need it.
ノートルダム大聖堂とジャンヌ・ダルク
ランスの象徴、世界遺産「ノートルダム大聖堂」。
ゴシック建築の最高傑作。圧巻です。
歴代のフランス国王が戴冠式を行ってきた場所としてその存在感を示した場所であり、中でも有名なのがシャルル7世の時です。
百年戦争で劣勢だったフランスを建て直すためにジャンヌ・ダルク(Jeanne d’Arc)がシャルル7世をここランスに向かわせて大聖堂で戴冠させる。
ここまででもうすごい19歳女子。
そこから潮目が変わって一気にフランス優勢へ、結局長い戦いを終わらせちゃうきっかけ作ったジャンヌ・ダルク、あなたやっぱすごいわ。
パリのノートルダム大聖堂にも聖堂内に銅像と共に祀られてるけど、こちらは大聖堂の外から血気盛んな姿の彼女の銅像がランスらしさ。これ、ずっと見たかった。
聖堂内には、バラ窓やシャガールがデザインしたステンドグラスがみごとで、何度観ても圧倒されっぱなし、飽きません。
中には、シャンパンの製造過程をデザインしたものまであって、外観内観共に観光客の目線を釘付けにします。
弱冠17歳の少女、ジャンヌダルクがフランスを動かしたその目線の先にはどんな未来を見ていたんだろうな。
ドルエ・デルロン広場(Place Drouet d'Erlon)
ランスの街の中心、ドルエ・デルロン広場(Place Drouet d’Erlon)周辺は、レストランやブティックひしめく賑やかなエリアです。広場には、「有翼の勝利の女神」(La victoire ailée)が聳え立ちます。
ランスは自然味溢れる街
ランスの街は、大人だけではない、子供や学生も集う憩いの空間がいっぱいあって、ゆっくりとした時間が流れます。
シャンパン飲んで、芝生で昼寝なんて、最高ですね。