シャンパーニュの街、エペルネ(Épernay)から始まる世界遺産「シャンパーニュ通り」の入口には、シャンパンの祖、ドン・ペリニヨン(Dom Pérignon)像聳えるモエ・エ・シャンドン社(Moët et Chandon)がどっしりと構え、ゲスト用に開放されたギャラリーを見学することもできます。
シャンパンの概念は、フィロソフィーに加えてその機序と過程が実におもしろい。
意外に知られてないのが、シャンパンはブレンドされたものであること。黒葡萄と白葡萄の絶妙なブレンド、そしてそれは偶然がもたらしたもの。まるで魔法のように。
隣でシャンパーニュ巡りツアーのガイドさんがしきりに使っていた、あるフランス語が気になって、メモって後で調べてみると、「ドン・ペリニヨン、彼は“探究”と“探求”の偉人だ」と強調していたことが分かりました。
シャンパンは、偶然でも魔法でもない、シャンパンに情熱を注いだ偉人の飽くなき探究と探求が生んだ最高傑作です。