マルセイユの小さな漁港、ヴァロン・デ・ゾフェル（Vallon des Auffes）には、やっぱり名店がありました。
これぞ、ブイヤベース（Bouillabaisse）、が堪能できるレストラン。
ブイヤベースは、マルセイユを代表する郷土料理です。
説明不要、それは魚介スープと世界中の誰もが知っている。
ルーツは、いついつと言うわけでもなく、いつからか漁師が売り物にならない魚を使って作った料理で、そういうの世界中の海々にありますよね。
マルセイユが他と違ったのは、そこに「ブイヤベース憲章」なるルールを作って、きちんと定義付けしたところです。
魚は決められた中から4種類必ず入れること、オプションの範囲も規定、使用不可の魚介類も規定、野菜やオイルも規定のものを使う、スープは小魚で取りその小魚の種類も決められている。
提供の仕方さえも、使う魚を先に見せるといった具合に、それが今のクオリティーを維持してるんですね。
親子が切り盛りするこのレストランは、陽気で楽しく、常連さんも明るく快活で粋な人が集まってくる、愛されレストラン。
心の底からお薦めしたい一店。美味しかった！
L’avant cour
122 Rue du Vallon des Auffes, Marseille, France
https://www.lavant-cour-restaurant-marseille.com/
