山リゾートの真骨頂、夏登山<フランス・シャモニー>/Chamonix

シャモニーの街からフレンチアルプスを見上げると、右側に滑らかなフォルムが美しいモンブラン(Mont Blanc, 4807m)、その隣がモンブランとは正反対に天空を鋭く突き刺す針のような名峰、エギーユ・デュ・ミディ(Aiguille du Midi, 3842m)
シャモニーに訪れるその誰もが、あそこに登りたいと思うはずです。富士山よりも高いあのてっぺんに。

ロープウェイで20分、そのてっぺんに

“あそこに登りたい”、それを叶えてくれるのが、1955年に建設されたロープウェイで、途中の乗り換え含め20分で連れて行ってくれます。

支柱を1本も設置せず架けられたこのロープウェイは、完成から20年間、ロープウェイの最高標高記録を持っていました。(1980年、スイス・ツェルマットのマッターホルンが記録更新するまで)

夏の服装は人それぞれで、防寒の呼び掛けはありつつも、街歩きの軽装そのままの恰好の人が結構多くて、Tシャツ、ハーフパンツもいれば、ジャージ、軽めのウィンドブレーカーにマフラー、中にはダウンを着ている人や登山フル装備な人(更に本格的な登山をする人なのでしょう)もいたりと、そこにルールはありません。

日本でよく富士登山を軽装でチャレンジする訪日外国人観光客のニュースを目にしますが、彼らはきっとこの感覚なのでしょう。この日の街の気温は、30℃超えとしっかり暑い夏の日で、これだけのために冬の衣類は持ってきてなくて、Tシャツ2枚重ね、長袖のシャツ、飛行機の冷房対策で持ってきた上着、靴下2枚重ね、宿のバスタオルをマフラー代わりで、前々余裕でした。むしろ、上で1枚づつ脱いだぐらい。

エギーユ・デュ・ミディ/Aiguille du Midi, 3842m

山頂は、晴れ渡る空と済んだ空気、心地よいひんやり感で山リゾートのすばらしさをまざまざと見せつけてくれます。
歴史の展示室や混雑することのない休憩所、トイレもキレイ、また、カフェまであってぬくぬくしながら焼き立てクロワッサンにスウィーツ、美味しいコーヒーがフレンチアルプス眺めながらいただけます。

余韻を楽しむ

エギーユ・デュ・ミディのロープウェイは、事前予約するのをオススメしますが、天候次第なところもあるので、当日並ぶ(待つ)のを覚悟で行くのもいいでしょう。乗り場近くには、カフェがいくつもありますしね。

https://en.chamonix.com/chamonix-mont-blanc-valley/key-attractions/aiguille-du-midi

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