シャトーブリアンが眠る島<フランス・サン=マロ>/Saint-Malo

フランソワ=ルネ・ド・シャトーブリアン(François-René de Chateaubriand)

フランスを代表する政治家で作家としても知られている、サンマロ生まれの英雄フランソワ=ルネ・ド・シャトーブリアン(François-René de Chateaubriand)
海賊船「コルセール」の船長だった父のもとに生まれ、生涯サンマロを愛した彼は、干潮時に歩いて渡れる沖合の島、グラン・ベ島(Grand-Bé)に眠っています。
ステーキの名称「シャトーブリアン」は、彼が由来。

シャトーブリアン、パリで亡くなる際に、このサンマロの海に葬ってくれと遺言に遺したといいます。そして、サンマロの海をずっと眺めながら、海風を感じていたいという遺志を尊重し、彼は立ったまま埋葬されたんだそう。

墓碑にはこう記されています。

"偉大なフランスの作家がここに眠る。波と風の音だけを聞くために"
旧市街には、シャトーブリアンの名を冠した場所がいくつもあるんですよ。
生誕地、通りの名前、ホテル、レストラン、バー。
レストラン「Brasserie Le Chateaubriand」では、もちろんステーキの“シャトーブリアン”あるけど、そこはサンマロ、シーフード料理がメインです。

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